【理系学部生向け】研究が進んでいなくても大丈夫?面接で聞かれる「研究内容」の答え方

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理系の面接では、「研究内容(または大学で学んだこと)を教えてください」と聞かれることが多いです。ただし、理系学部生は研究の進み具合が人によって大きく違います。研究がまだ始まっていない人、始まったばかりの人、早期から進めて成果が出ている人。

どの段階でも評価される答え方には共通点があります。この記事では、進捗別にOKとNGを整理しながら、面接で伝えるポイントを解説します。

まず大前提:面接官が見ているのは「成果」だけではない

理系の面接で研究内容を聞かれると、「まだ大した成果が出ていないと評価されないのでは」と不安に感じる学生は少なくありません。しかし一次面接を中心に、論文レベルの成果そのものが重視されるケースは多くありません。

 

面接官が確認したいのは、次のような点です。

 

・どんな目的や課題意識を持って取り組んでいるか
・うまくいかない状況にどう向き合い、考え直したか
・専門外の相手にも伝えようとする姿勢があるか
・自分の役割や工夫を言葉で説明できるか
・研究を通して、大学卒業時にどのような経験を得ているか

 

研究の進捗や結果よりも、「どう考え、どう進めているか」「それをどう伝えるか」が評価に直結しやすい、という前提を押さえておくと、面接対策の方向性が明確になります。

 

研究が始まっていない学生の答え方

研究室配属前や、テーマがまだ確定していない段階でも、過度に不安になる必要はありません。この場合に重要なのは、「研究がない代わりに何を伝えるか」を事前に整理しておくことです。

 

ポイントは、大学での学びや取り組みを、研究につながる文脈で説明することです。

 

整理しておきたい観点は以下の通りです。

 

・研究テーマが未定であることを素直に伝えた上で、関心のある分野
・研究を通して取り組みたい内容や方向性
・これまでの講義・実験・演習で学んだこと
・専攻分野の中で、比較的理解が深いテーマ
・難しかった点と、それに対してどう工夫したか

 

<答え方の例>

「研究はまだ始まっていませんが、〇〇分野を中心に学んできました。特に△△の実験では、結果が安定せず原因を切り分ける必要があり、条件を一つずつ検証する中で仮説を立てて考える姿勢が身についたと感じています。」

 

<避けたい答え方>

・「研究がまだなので話せることがありません。」
・「これからなので特にありません。」

 

研究が未開始であっても、大学での学びや試行錯誤の経験は必ず存在します。何も話さない状態を作らないことが重要です。

 

研究が始まったばかりの学生の答え方(OK・NG)

研究テーマは決まっているものの、文献調査や条件検討など、まだ手を動かし始めた段階の学生も多いと思います。この段階でも、伝え方次第で十分に評価されます。

 

このフェーズでは、「今どこにいて、何を整理しようとしているか」を説明できることが重要です。結果よりも、研究に向き合う姿勢や思考プロセスが見られています。

 

整理しておきたいポイントは以下です。

 

・研究テーマの概要(専門外にも伝わる言葉で)
・そのテーマに取り組む背景や理由
・現在取り組んでいる内容(文献調査、条件設計、実験準備など)
・現時点で感じている難しさ
・それに対してどう整理・理解しようとしているか

 

<答え方の例>

「研究は始まったばかりで、現在は先行研究を読みながら実験条件の整理を進めています。文献ごとに前提条件や評価方法が異なる点が難しく、共通点と違いを表にまとめながら理解を深めています。」

 

<避けたい答え方>

・「まだ何もできていません。」
・「進んでいないので説明できません。」

 

進捗が浅いこと自体は問題ではありませんが、「何を考えているか」が見えない回答は評価されにくくなります。

 

研究が進んでいて結果が出ている学生の答え方(OK・NG)

研究に早期から取り組み、一定のデータや結果が出ている学生は、それ自体が強みになります。ただし、結果の説明に偏りすぎると評価が伸びにくい点には注意が必要です。

 

この段階では、「結果に至るまでの考え方」と「自分の役割」を明確に伝えることが重要です。

 

意識したいポイントは以下です。

 

・研究の目的と課題設定(なぜそのテーマなのか)
・研究全体の中での自分の担当範囲
・工夫した点や判断した場面
・うまくいかなかった経験と、その修正プロセス
・得られた結果と、そこから言えること

 

<答え方の例>

「〇〇の精度向上を目的に研究を進めています。初期の条件では結果にばらつきが大きかったため、原因を仮説として整理し、条件を一つずつ切り分けて検証しました。その結果、測定の安定性が向上し、一定の傾向を確認できました。」

 

<避けたい答え方>

・「専門用語や数値の説明に終始してしまう」
・「指示された作業の説明だけになっている」
・「自分の工夫や判断が見えない」

 

成果があっても、「自分がどう考えて動いたか」が伝わらなければ評価にはつながりにくくなります。

 

共通して評価が上がる話し方の整理

研究の進捗に関わらず、面接で評価されやすい話し方には共通点があります。発表のように完璧に説明する必要はありませんが、話の軸は整理しておくと安心です。

 

基本の流れとして意識したいのは以下です。

 

・結論:まずは「何について取り組んでいるか」を一言で伝える
・背景:なぜそのテーマ・取り組みに関心を持ったのか
・目的:最終的に何を明らかにしたいのか、何を目指しているのか
・取り組み:自分自身が担当している内容や役割
・工夫:難しかった点と、それに対してどう考え・対応したか
・学び:取り組みを通じて得た考え方やスキル、今後に活かせる点

 

すべてを詳細に話す必要はありません。7割程度伝えて、質問につなげるくらいが面接では自然です。専門用語を使っても問題ありませんが、「聞かれたら説明できる」状態にしておくことが前提になります。

 

まとめ

理系学部生の面接で研究内容を聞かれたとき、評価を左右するのは成果の大きさではありません。研究が始まっていなくても、途中でも、進んでいても、それぞれの段階で見られているポイントがあります。

 

大切なのは、今の立ち位置を正しく伝え、自分なりに何を考え、どう取り組んでいるかを言語化することです。研究は評価材料の一部に過ぎません。進捗に不安があっても、準備次第で十分に評価されることを意識して臨みましょう。

 

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