ChatGPTによるガクチカ作成のコツと注意点:理系就活の実例を交えて解説!

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  • 公開日:2025年2月27日

AIツールを様々なシーンで使う機会が増えてきましたが、就活も例外ではありません。この記事では「ChatGPTを使ったガクチカ作成」をテーマに記述します。コツや注意点だけでなく、実際の活用例を交えながら紹介します。

ChatGPTの活用について

理系の就職活動では、企業を探すだけでなくエントリーシート作成、それに伴うガクチカ作りや自己分析など、やるべきことが多々あります。

一方で実験実習や研究活動で忙しくなることもあり、時間の効果的な使い方が大切です。

 

このような課題に対して、ChatGPTが注目される主な理由とて以下の3点が挙げられます。

 

・短時間で文章をまとめられる

・自分の考えを整理できる

・普段とは違う視点のアイデアが得られる

 

特に理系ならではの専門用語やデータを含むガクチカは、スッキリとした構成で書き上げるのが意外と難しいもの。

そこで、ChatGPTのようなAIツールを使って複数パターンの表現を生成し、自分に合ったフレーズを取り入れることも時には効果的です。

 

※生成AIは、他にもBingやClaudeなど様々なツールがありますが、この記事では割愛します。

 

ChatGPTを使う際の基本的なコツと注意点

具体的な質問をする

「ガクチカを書いて」だけでは抽象的な文しか返ってこない場合が多いです。

実験テーマや苦労した点、成果などを箇条書きで伝えると、より的確な文章が生成されます。

 

AIの文章をそのままコピペしない

AIツールが普及した今では、AI文章をコピペ活用すると人事・採用担当者から容易に見抜かれてしまいます。

あくまで発想のヒントや添削の補助として使い、最終的には自分の言葉で表現し、個性を強調していきましょう。

 

機密情報は伏せる

共同研究や特許出願前のテーマなど、外部に出せない実験データを含む場合は特に注意してください。

 

最終責任は自分

文法や構成をAIが補ってくれても、文章の正確性や専門用語の扱いは最終的に自分で確認することが必要です。

時には的外れな回答を堂々と出されることもあるのがAIの恐いところ。

必ず自分で確認し、思考して自分の表現へ置き換えた上で活用していきましょう。

 

ガクチカ作成:基本的な始め方

・ステップ1:ChatGPTのアカウントを作成する

公式サイトにアクセスし、「Sign up」からアカウントを作りましょう。Googleなどのアカウントを連携すれば手軽に始められます。

 

・ステップ2:まずは簡単な質問を投げかける

「大学の実験で使う装置の選び方は?」「理系就活に必要な基本スキルは?」など、軽い質問から始め、ChatGPTの反応を確認。慣れてきたら、徐々に「私は◯◯の実験に取り組み、ノイズ除去で苦労した。ガクチカにまとめるときのポイントは?」のように具体化します。

 

ステップ3:自分の情報を盛り込む

学部、実験テーマ、成果、苦労した点などを箇条書きで提示。漠然とした指示より、「500文字程度でまとめてほしい」「実験結果の成果を強調してほしい」など、求める結果を想定した上で指示を出すのがコツです。

 

プロンプトの実例

実際にChatGPTで、ガクチカの添削を試してみました。その際に活用したプロンプトと、その回答を紹介します。

 

■プロンプト
私は機械工学科の大学3年生で、学内のロボット制御実験を半年間行いました。
3名のチームで作業しています。
 
・実験の計画を率先して考えた
・センサーのノイズ除去に苦戦
・時間がかかっても諦めずに取り組んだ
・最終的に制御精度を20%向上させた
 
この情報を元に、300文字のガクチカを作ってください。チームワークと技術的課題へのアプローチを強調してください。
 
■ChatGPTの回答
「私が所属する機械工学科では、学内のロボット制御実験に3名のチームで半年間取り組みました。実験の計画づくりを率先し、センサーのノイズ除去に苦戦しても諦めずに改善策を模索。メンバー同士で問題点を共有し、定期的なミーティングで具体的な対策を立案していきました。その結果、制御精度を20%向上させることができたのは、チーム全員が粘り強く課題に向き合い続けたからだと感じています。技術面での困難が多かった分、連携を密にして作業を進める大切さを実感できました。」

 

このように、箇条書きで羅列した内容からガクチカの文章を作成することができました。ただ、300文字を満たしていない事や、補完の必要があるなど課題が残った回答です。このままESにコピペしたら不採用になってしまう可能性が高いので、あくまで下書きの参考文章に留め、自分なりにブラッシュアップすることが大事です。

 

また、この返答に対し、「文字数が不足しているので、280~300文字に収まるよう修正してほしい」等、根気強くやり取りを続けることで、プロンプトの改善もできます。

ChatGPTはまだまだ未開拓な点も多いサービスなので、試行錯誤してみることをおすすめします。

まとめ

ChatGPTを活用することで、ガクチカを短時間で効率よく作成することができます。ポイントは、「自分の実験内容や成果、苦労した点を具体的に提示し、どう仕上げてほしいのかを明確にする」こと。短くまとめてほしいのか、専門用語をわかりやすくしてほしいのか、職種別に書き分けたいのかなど、要望を伝えれば伝えるほど、役立つアウトプットを得ることができます。

 

ただし、自分の言葉でアレンジすることや最終的な文面のチェックは必須です。AI特有の文体は人事・採用担当者の間では浸透していることから、そのまま使うと選考ではマイナス評価となってしまう可能性があります。自分の言葉で整合性を取りながら仕上げることで、自分らしく説得力のあるガクチカを作っていきましょう。

 

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