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2025年6月20日(更新:2025年6月20日)
技術・開発職を目指す理系学生が多い一方、中には開発以外の仕事へ関心を示す方々もいます。「理系だけどCADやプログラミングが得意ではない」「人と関わる仕事にも興味がある」、そんな理系学生の方々に向けて、理系の強みを活かせる非開発職をこの記事では紹介します!
非開発職とは?
非開発職とは、IT業界やメーカーにおける開発以外の仕事です。
開発職が製品や技術を「つくる」ことに主眼がある一方、非開発職は「支える」「広げる」「最適化する」等の役割を担っています。
代表的な職種には次のようなものがあります。
・営業、マーケティング、人事、経理、総務、経営企画(ビジネス系全般)
・プロダクトマネージャー、プロダクト企画
・プロジェクトマネージャー、Webディレクター
・データアナリスト
・コンサルタント
・施工管理、技術営業、フィールドサービスエンジニア など
他にもこの記事では取り上げきれないほど、多種多様な仕事があります。
理系の学びが活きる!非開発職6選
理系の知見が活きる仕事は様々ですが、ここでは6つの仕事を紹介します!
(1)プロダクトマネージャー
ユーザーのニーズをもとに、製品やサービスの企画・改善を行う仕事です。
技術・ビジネス・デザインの橋渡し役として、エンジニアや営業と連携しながら「どんな製品をつくるか」を決めていきます。
論理的思考や技術理解が活きる場面が多く、理系出身者も活躍しています。
(2)プロジェクトマネージャー
開発や導入プロジェクトを、期限・品質・コストの観点から管理する仕事です。
社内だけでなく社外関係者も含めたスケジュール調整や進捗管理を担い、プロジェクトを円滑に進めます。
理系で培った計画性や論理的判断力が活かされ、ITや製造業でのニーズが高い職種です。
(3)データアナリスト
膨大な数値や利用データを分析し、次のビジネス戦略に活かす仕事です。
研究で仮説を立てて検証してきたように、「数字の裏にあるストーリーを読む」力が求められます。
統計ツールやプログラミングスキルも活きやすい分野です。
(4)コンサルタント(IT・製造・データ領域など)
企業の課題を特定し、専門知識を駆使して最適な解決策を設計・提案する役割です。
特に IT・製造業・データ分析の領域では、理系で培った技術理解と論理思考を両立できる人材が重宝され、ビジネスとエンジニアリングを橋渡しする力が光ります。
クライアントと伴走しながら課題を整理し、実行まで導く仕事のため、高い対話力と柔軟な発想力も欠かせません。
(5)技術営業・プリセールス
製品や技術サービスの魅力を、専門的な知識を用いて企業に提案・導入する仕事です。
顧客の課題を把握し、最適なソリューションを技術的に説明する力が求められます。
開発部門とのやり取りも多く、理系のバックグラウンドが発揮できる職種です。
(6)施工管理
建設・設備工事の現場で、工程・品質・安全・コストを総合的に管理する仕事です。
設計図を基に職人や協力会社と連携し、計画通りにプロジェクトを進める調整力と判断力が求められます。
機械・電気・建築・土木など理系の専門性を活かし、現場課題をリアルタイムに解決していく職種です。
※マメ知識!
非開発職として取り上げましたが、中には「エンジニアとして働きながらプロジェクトマネージャーやプロダクトマネージャーを兼務」「開発の仕事を経験後、コンサルタントへ転職」など様々なキャリアを描く方々もいます。やりたいことが沢山ある場合、どれか1つではなく、幅広く活躍するゼネラリストという道も視野に入れてみましょう。
まとめ
今回取り上げた職種に限らず、理系学生が携わる仕事は多種多様。研究者、製品設計、プログラミングなどの開発・技術に関わる方々もいれば、プロジェクトマネジメントやコンサルタントなどの分野で活躍する方々もいます。
中には、開発とプロジェクトマネジメントどちらも手掛けるような方など、自らキャリアを切り開いている先輩社員もいます。
ここで取り上げきれなかった仕事もまだまだあるので、開発以外に関心がある方は積極的に調べてみましょう!